歩いても歩いても

人生はいつも、ちょっとだけ間に合わない。

五日目大根

胃が荒れているせいで腰が痛いのだと思う。こんなに正月太りというか疲弊を実感する年は初めてだし、これが遂に俗に言う加齢なのか。七草粥を待たずして、今夜は湯豆腐と大根を茹でたものを頂く。大根何もつけなくても美味い。

2015年

1月祭の準備が楽しくて頭が湧いていた 2月打ち上げと称した飲み会が毎週末あってあとはあまり記憶にない 3月井の頭公園動物園の哀愁に慄いたこと枕カバーを作ったこと以外あまり記憶にない 4月桜と菜の花、ピンクと黄色の二色が続くのにどうしてか暗い埼玉幸…

反芻

嬉しいことがあったので反芻してる。比喩でも現実でも反芻をするのが好きだ。好きなものだけにずっと支配されていたいし、好きなものべちょべちょにこねくりまわして、余韻に浸っていたい。

ダッフル

朝起きて、歯ブラシを咥えて窓を開け、ベランダとリビングの境でぼーっとするのが好きだ。今日はいささか冷たい空気を感じ、自室に戻っていそいそとダッフルコートをおろした。春にクリーニングに出したまま、ビニール袋に覆われたままのそれ(ごめん)袖を…

裁縫

季節ってばすごいもんで、冬だからお裁縫しようとか、編み物しようとか、にわかにそういう気分。初夏ぐらいからずっとそわそわして外に出続けていたので、意識して予定入れずうちにいようとおもう。自転車操業のように靴下の穴を縫い続ける冬がまた来た。商…

やっぱり、祭のあとの

祭がまたひとつ終わった。OBとして、出展者として初めて参加した稲門祭は、学生の頃通りかかった時とはまるで違って、それはそれは楽しく早稲田らしい祭典だった。 早稲田って学生は元気なのにOB会組織はイケてないと思っていたけど、それは多分間違いだった…

台湾

古いものと緑、柔軟性と独立心。台湾はわたしの好きなもので溢れていて、何度も理由を見つけてはやって来てしまう。毎度の反省ながら言葉がてんでダメ。寝ても醒めても台湾にいたいわん。

ミニオン

人類の歴史よりもはるかに昔からミニオンは存在して、いつの時代も変わらず楽しくかわいく生きていたかと思うと、もう本当に愛おしい。満を持してのミニオンズのスピンアウトは、今世紀最大級に面白かった。後世に伝わるかどうかはわからないけど、テンポと…

ネコ

”男性からの電話に出るときはネコなで声”というどうしようもないアドバイスを実践している。効果はテキメン。

甘しょっぱい

ベタベタに甘いものとベーコンの塩気と脂の組み合わせってなんでまああんなに美味しいのでしょう。ピーナッツバターとバナナ+ベーコン、メープルシロップ+ベーコンとか。あと今日、トマトに醤油しょうが砂糖をすすめられやってみたらまた美味しかった。醤…

包丁

包丁を研いだ。チマチマと大人の生活者試験をクリアしてゆくような気持ち。大凡義務感でやっている。ただカシャカシャと包丁を研いでいる時間は、想像通り無心になれるそれで、マインドフルネスな〜と思う。磨き上がった包丁を見ながら、私を蔑ろにする人の…

カボチャ

かぼちゃを買ってきたらまず腐りやすい種を取るんだよと教わった。種を庭に蒔いたら小さな森ができた。間伐して、丈夫な苗を育てようと思う。小ぶりでもいい、夏になったらいくらか実をつけてくれるだろうか。 後日談:あっさり枯れました!やっぱり土鍋浅す…

オンワード

母親に連れられ、オンワードのファミリーセールに行った。組曲やら23区やら自由区やら、ひとりだと絶対入らないブランドの中から割に好みで世間受けもしそうな服を数着選ぶ。まわりはオンワードブランド全盛期だろう頃の若者ばかり。印象的だったのは、私ら…

梅シロップ

梅とか味噌とか、草とか花とか。待つ楽しみを教えてくれるものを身の回りに少しずつ、たくさん仕込もうと思う。梅シロップを分けてもらう

心太

天草を煮て、エキスを抽出し、それを冷やし固めて心太を作った。鍋で煮ているときの磯臭さをそのままゼリーに閉じこめたような味。心太が海藻のエキスから作られていることを私は今日まで知らなかった。酸味と香りの強いイチゴを添えていなければ、私はきっ…

5+5

早大生だった5年間と院生と社会人の5年間とちょうど同じだけ時間が経ってあと2日で東京10周年がくる。 すっかり春めいて、すっかり春めいて、もうすっかり春めいているよ。 自信がなくて、人との信頼関係が上手く築けなくて、何も続かないし、何から手をつけ…

悲しいこととか

お酒が入ったときにふと悲しい気持ちを生み出すようなことは、やらない方がいいなあと、頭では思うわけで。おなかは重く沈むわけで。例えば、出しそびれている寒中見舞いとか、明日の朝もきっと予定より遅くにしか起きれないんだろうなあとか、気乗りしない…

シュラスコ食べに行ってサラダバーに感激した話

バルバッコア 六本木ヒルズ店 イベントの打ち上げに肉を食べに行った訳だが、”バルバッコア”という単語のはげしく魅力的なこと。ほどよく聞き馴染みがなくて、勢いがあって、一度耳にすると、口に出すと、なんだかもう、その名前を発したいがために店に足を…

目が覚めて、起きたいと無意識に強く思って、意識を起こして、ゴロゴロする朝だった。時計を気にしながら、シャワーを浴びて、昨晩の鍋の残りの雑炊を食べて、またゴロゴロしていたら昼だった。ご機嫌で居続けることは難しい。そう思い知ったのは、遠くない…

祭のあとの(2)

またしても祭のあとな訳だけど、今回はあまり記憶がない。まあ、祭りというが、実際はただの同窓会であって。ただ、学校の規模に準じる参加者数的に、あれは祭りと呼んでいいと思う。 開催2時間が短すぎたのかもしれないけれど、気が付いたら終わってしまっ…

営み

仕事と個人の営みの線引きに悩む冬が、続いている。去年思い切ってはじめた家に仕事を持ち帰らない生活は、思いの外かなりストレスフリーで、もしかしたら性に合ってるのかもしれない。けれども一方で、仕事と個人の営みと、線を引かない方が自分の在り方に…

2014年

とても、総括をする気分じゃない。出来なかったことはたくさんあるし、逃げたこともたくさん。お正月が明けたらまた、直面しなきゃいけない苦い作業もたくさんある。ただ、どういう風の吹き回しか、年が明ける1時間だか30分だか前に、ふと、今年はもう、十分…

祭のあとの

祭のあとの虚無感が私はどうも耐えられず、祭は準備だ打ち上げだと、もしかしたらそう言い訳をしてきたのかもしれない。 祭によって、場所にエネルギーを貯めるんだと言う人と出会った。「幻のように何かがその場所に一時だけ立ち現れるだけで人はワアっと驚…

飛行機にて

もうかれこれ10年住んでいる。私は東京が好きだし、私の好きな人たちはみんな東京にいるけど、ここ1〜2年、地方に行くたび、関西に帰るたび「この場所で暮らしたらどんな感じだろう」と想像するのが常になっている。気持ちのどこかで、そろそろ潮時が来たん…

11月

大学のサークル同期の結婚式2-3次会。ずっとみんなとだけ一緒にいたかったとか、そんなどうしようもないことを言いながら酔って泣いて、目が覚めて心ここにあらん。一体なんの未練があって、自分は今だに、ことあるごとにボロボロと大粒の涙流さなあかんほど…

シャングリラ

何かに誘いたいと思う友達がいるのは幸せなことだと思った。空間ではなく、なにか物事を共有したい、然るべき相手が、ぱっと浮かぶのは幸せなことだと思った。

鈴木書店メモ

「第一に面白いこと 第二に意味のあること」 徳間康快

何度も連呼してしまいますが、夏がきました。今年の夏はこれでもかと本を読んで、山に行って海に行って田舎に行って、そいでちゃんとビアガーデンとかも行きたいよ。夏ってだけでうきうきする時間があと何年続くのかわからないんだけど正直、少なくとも今年…

アラサー

お金持ちから貰ってきた超うまメロンにあやかる。今の暮らしは振り返ったときに若かりし東京時代みたいに括れそうで、あっと言う間に終わってしまいそうで、時々訪れるこういうシェアっぽい瞬間は思わず写真撮っちゃう。我々はもともと他人で一緒に住みはじ…