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毎朝

毎朝同じ時間の電車に乗らないといけないことがやっぱりいつまでも苦痛な訳ではあるが、いつか何かの役に立ちそうと思って、毎朝の電車で隅田川を渡る数十秒、毎朝窓の外をじっと観察してる。冬の空は広く、初夏のそれははちきれそうだとか、葉が青く赤く変わっていく様、夏の水面、冬の輪郭、いろんな要素が飛び込んできて飽きない。同じく毎日会社に行くことが相変わらず苦痛な訳ではあるが、ビルの36階にある自席に戻るときチラッと見える東京湾を望む景色にいつも瞬間的に晴れ晴れとした気持ちにさせられる。言葉を持ち合わせておらず、そのまま書くとチンケで居た堪れないのだけど、自然とアクセスする瞬間に充電されるエネルギーのようなものに、齢30にして漸く気付いてきたように思う。こう書くと、なんや1年弱、毎朝同じ景色を観察し続けてきた甲斐があったようにも思う。